昨年に引き続き「グロース部門」での受賞、また今年度新たに「サイト全体の明快性部門」でも受賞されましたが、ご感想や社内での反響について教えていただけますでしょうか。

脇本:
今回は2部門の受賞ということで、昨年の1部門から増えたことは非常にありがたく思っています。受賞数が増えたことは社内にも社外にもPRになりますし、大きな励みになりました。

粟田:
サイトの明快性という部分で評価いただいたことは、見やすく分かりやすい情報を提供できていると評価されたのだと受け止めています。当社としては、ユーザーの皆さまにとって見やすいサイトを目指しているため、非常にありがたいですし、今回2部門受賞できたことで、社内でもより良いサイトにしていこうという気運がさらに高まっていくのではないかと感じています。

「サイト全体の明快性部門」はトップページを評価する部門となっていますが、トップページにおいて注力されている点をお聞かせください。

粟田:
トップページを開くと当社が手がけた現場の動画が表示されます。より細かく臨場感のある情報を伝えるため、写真ではなく、動画を採用しています。更新頻度は2カ月に1回を目安にしていて、可能な限り現場に行き、カメラマンと共にどう見せていくかを考えながら撮影しています。一般の方にも清水建設の手がける仕事を具体的にイメージしていただけるよう意識して制作しています。

脇本:
トップページはサイトの顔となる部分ですから、力を入れています。

トップページの現場映像の更新における苦労はございますでしょうか。

粟田:
現場の選定は非常に難しいです。当社は数多くの現場を手がけているので、代表物件としてふさわしいものは何かを考えるのは、いつも頭を悩ませるところです。

脇本:
当社が常時抱えている多数の現場には、建築や土木だけでなく、洋上風力のようなエンジニアリング案件などもあります。非常に多岐にわたる現場の中から、映像として映える現場を選定するだけでも一苦労です。さらに竣工のタイミングも考慮しながら年間でスケジューリングしていかないと、ベストな状態で撮影することができません。天候も大きな要因で、せっかく現場に行っても曇っていると思うような映像が撮れないこともあります。

(写真左から)脇本様、粟田様

2025年度のコーポレートサイト改善における取り組みや運用面で注力された点について教えていただけますでしょうか。

粟田:
サイト内の回遊性を向上させたいという思いがあり、サイト間やページ間のリンクを意識的に増やしました。トライベック社のユーザビリティランキングの結果をベンチマークとして例年診断レポートを活用しています。施工実績のページから、他の施工実績へ飛べないというご指摘を昨年いただいたこともあり、一部で関連リンクを設置するなどして、ユーザーの方が求める情報を見やすくする工夫を進めました。
また、トップページの「おすすめコンテンツ」を定期的に変更することで、情報をタイムリーに伝えられるようにしています。大規模な改修は行っていませんが、いつ見ても同じだと思われないように、マイナーチェンジを重ねながら、訪問の度に新しい発見があるサイトを目指しています。

脇本:
私たちが所属しているコーポレート・コミュニケーション部は、社外との結節点にもなる部署です。特にコーポレートサイトは、会社を知ってもらうための一番の窓口ですから、いかに磨いていくかが私たちの重要な役割です。社内の連携を取りながら、その価値をどう効果的に発信していくかを常に考えています。
当社は「子どもたちに誇れるしごとを。」をコーポレートメッセージとしています。これらの価値観を体現し、サイトを訪れた方に伝わるよう意識しています。トップページは、顧客、投資家、さまざまなステークホルダーの窓口となる場所ですから、トレンドにも対応しつつ、バランスを取りながら工夫を重ねています。

前年のインタビューでは、ブランド力向上につながる情報発信が課題として挙げられていました。取り組まれていることはありますでしょうか。

脇本:
現在は課題の整理を進めている段階です。全関係部門にヒアリングしながら、トライベック社からのフィードバックや評価も参考にしています。一方で、良い評価もいただいているので、「変えなくてもいいのではないか」という議論もゼロではありません。ただ、変わっていくことが新たな評価につながりますし、ステークホルダーのニーズに応えていくためには、常に考え続ける必要があると思っています。

粟田:
前年からの課題は大きく変わっていません。使いやすさを維持しつつ、ブランドとしてこのサイトをどう良くしていくかが大きな課題です。前回のリニューアルから8年が経過し、コンテンツ量が大幅に増えていることも課題の一つとなっています。サイトの明快性という点で評価をいただいていますが、もっと見やすく、もっと分かりやすく伝えていく方法を考え、改善していきたいと思っています。