まずは、御社の事業内容と担当部署について教えてください。
大月:
当社は1912年の創業以来、100年以上にわたって生活者の健康と豊かな暮らしに貢献してきました。医薬品や健康関連商品の研究、開発、製造、販売を手がけ、病気の予防から治療、日々の健康維持、そしてクオリティ・オブ・ライフの向上まで、幅広い健康ニーズに応える製品を提供しています。
私が所属しているコーポレートコミュニケーション部は、社内外の広報を担当する部署です。社外に向けては企業情報や新製品の発表などの情報を発信し、社内に向けては自社の取り組みを共有することで、従業員に会社を好きになってもらい、エンゲージメント向上を目指しています。
サイトの役割について教えてください。
大月:
製品・ブランドサイトや医療従事者向けサイトは各事業部で管理しており、我々が管理しているコーポレートサイトは「会社の情報を正しく発信する」という位置づけのサイトになります。
以前は、上場企業としてIR情報を投資家やアナリストに適切に情報を届けることが主な役割でした。しかし、上場廃止を機にサイトの在り方を根本から見直し、サイトをどのように位置づけるかを考えた時に、やはり「一般の生活者」に適切に情報を届けることが重要だと思いました。
その中でもホームページを訪れる方は、大正製薬に何らかの興味をお持ちです。製品の情報を知りたい方、お取引様、就職活動をされている方などに対して、欲しい情報を適切に、正しい情報として持ち帰っていただけるサイトを作るべきだと思い、今回のリニューアルを実施しました。
そのような思いで始まったリニューアルでは、具体的にどのような改善をしましたか?
大月:
リニューアルにあたって重視したのは、大きく2つのポイントです。
まず、コンテンツ面の充実です。具体的には、製薬企業として真摯に取り組んできた安心安全のものづくりを、生活者に向けてしっかりと伝えるためにページを新設しました。また、今までニュースリリースは新しい情報を届けることにこだわっていましたが、季節の情報など、生活者にとって有用な情報を「ニュースレター」として、新たに区分を設けて発信しています。
次にこだわったのは最適なサイト構成です。ただコンテンツ量を増やすだけでは、生活者にとって直感的にわかりやすく自分の目的にたどり着けなくなってしまいます。ホームページを単なる情報の保管庫とせず、トップページで新しいものを届けたり、こういうものは興味ないですかというような問いかけをしたり、動線をどのように配置するかを考え、工夫をしました。
サイトの運用はどのような体制で行っているのでしょうか?
大月:
コーポレートコミュニケーション部が請け負っています。サイト改善については、幾つかの指標を確認していく中で、自分たちの想定と異なる動きが見られた時など、都度必要なタイミングにおいて実施しています。
今後の課題についてお聞かせください。
大月:
今後の課題は、コンテンツを増やしながら、同時にサイトの使いやすさも保っていくことだと思っています。情報は、増えれば増えるほど、どうしてもサイトが見づらくなったり、情報過多で訪問者が迷ってしまったりする可能性があります。
今回のサイトリニューアルはサイトの在り方を一から見直して、まず動いてみたという段階です。自分たちのやりたいことが、すべてできているわけではなく、まだまだ改善点もあると思っています。
最後に、今後の展望をお聞かせください。
大月:
繰り返しにはなりますが、やはり生活者が必要としている情報、当社のことだけではなく、気になる健康に関する正しい情報をしっかりと持ち帰ってもらえるようなサイトにしていくことです。
情報はしっかり出しながらも、サイトとしての見にくさや不具合はなくしていき、コンテンツの拡充とサイトの使いやすさを両立させた、生活者が必要な情報をきちんと得られるサイトを目指していきたいと考えています。


