トライベック・ブランド戦略研究所では、「主要企業Webユーザビリティランキング2015<企業サイト編>」を実施し、全15業界・150サイトのユーザビリティを評価しました。
- ※ A軸:アクセス性、B軸:サイト全体の明快性、C軸:ナビゲーションの使いやすさ、D軸:コンテンツの適切性、E軸:ヘルプ・安全性
- ※ 総合スコアは、5軸に傾斜配分をかけて割り出したものであり、5軸の単純平均ではありません。(満点=100点)
- ※ Webサイトへのリンクは調査当時のものです。現在は内容が異なっている場合もあります。
[お詫び] 一部ランキングのサイト名に誤りがございましたので修正を加えました。お詫び申し上げます。修正内容の詳細はこちらからご確認いただけます。(2015年12月10日)
順位 | サイト名 | 総合スコア |
---|---|---|
1 | KDDI
| 97.68 |
2 | au
| 95.51 |
3 | NTTドコモ
| 88.02 |
4 | JX日鉱日石エネルギー
| 87.88 |
5 | 東京メトロ
| 86.01 |
6 | 中部電力
| 86.00 |
7 | 日本ハム
| 84.43 |
8 | キリン
| 84.19 |
9 | 三井住友海上火災
| 83.49 |
10 | 野村證券
| 83.15 |
「総合電機・エレクトロニクス」、「精密機器・電子部品」、「IT・情報通信」、「機械・部品メーカー」、「自動車・自動二輪」、「医薬品」、「化学・繊維」、「鉄鋼・金属・材料」、「銀行・クレジットカード」、「証券・その他金融」、「商社・流通」、「食品・飲料・生活用品」、「建設・不動産・住宅」、「鉄道・運輸」、「電力・ガス・エネルギー」の15業界、主要企業150サイト。
ランキング上位10社では、今年度はリニューアルを実施していないにも関わらず、昨年度に引き続き高いスコアを維持している企業が多いという傾向が見られました。それらのサイトはリニューアル後もユーザビリティ品質の維持・向上に取り組んだ跡が見られ、非常に高いWebガバナンスのもとサイト運営が行われていることが伺えます。
前回調査以降にリニューアル(部分的なリニューアルを含む)を実施していたサイトは51社/150社と昨年同様でしたが、リニューアルによってスコアを伸ばしているサイトと、逆にスコアを下げてしまっているサイトの双方が見られました。これはオウンドメディア群を通じて一貫したブランド体験の提供と、満足度の高いUX(User Experience)の提供が両立できているかどうかが評価を大きく左右する結果となりました。これからリニューアルを検討する企業においては、自社の持つオウンドメディア群を改めて整理し、全体を俯瞰したうえで最適なUX設計を行い、リニューアル後のユーザビリティ品質維持・向上のためのWebガバナンス確立が重要となるでしょう。